21日(火)以降はまた広く梅雨空に。4連休は梅雨前線の活動が活発化し、雨の強まる所があるでしょう。
晴天続かず 梅雨空に
20日(月)は広く強い日差しが照りつけて、厳しい暑さの所が多くなりました。真夏日地点は今年初めて500地点を超え、全国のアメダスの半数以上で真夏日となりました。 21日(火)以降はまた梅雨前線が本州付近に延びて、広く梅雨空になりそうです。21日(火)は九州から北海道は雲が広がりやすく、日本海側を中心に雨が降るでしょう。カミナリを伴って、激しく降る所もありそうです。太平洋側も大気の状態が不安定で、所々に雨雲やカミナリ雲がかかるでしょう。急な激しい雨や落雷、突風に注意が必要です。
4連休は雨量の多くなる所も
22日(水)から23日(木、海の日)にかけても、湿った空気の影響で、九州から北海道で雲が広がりやすく、所々に雨雲がかかる予想です。 24日(金、スポーツの日)から25日(土)にかけては梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、また前線の活動が活発化するでしょう。九州から東海を中心に雨が降り、発達した雨雲がかかりそうです。今のところ、7月上旬のような記録的な大雨になることはない見込みですが、雨量が多くなる恐れがあります。最新の気象情報にご注意下さい。26日(日)も九州から近畿を中心に雨の降る所が多いでしょう。4連休に夏空が続くのは沖縄や奄美となりそうです。
遅れる梅雨明け
20日(月)、ようやく奄美で梅雨明けしました。平年より21日も遅く、過去、最も遅い梅雨明けです。 そのほか、平年の梅雨明けは九州南部で7月14日ごろ、九州北部で19日ごろ、四国で18日ごろで、今年はすでに平年より遅れています。中国から関東甲信は平年では21日ごろですが、こちらも平年より遅くなる見通しです。 連休明けの27日(月)になると、いったん太平洋高気圧が勢力を強める見込みですが、湿った空気の影響で、広く夏空とはならないでしょう。梅雨明けは7月末、もしくは8月にずれこむ可能性もあります。
日本気象協会 本社 吉田 友海
Source : 国内 – Yahoo!ニュース